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Compassion, empathy, perspective, and curiosity


本日は他の先生のブログのパクリのような内容となってしまうのだが、とても共感出来た内容でぜひShareしたいと思ったので紹介する。

アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO)のHP上にDon S. Dizon先生(Director of Medical Oncology at Rhode Island Hospital)のブログが定期的に掲載されている。

共感するものあり、そうでないものもあるが、なかなか面白い。

今回のブログのタイトルはWhat makes a good doctor?である。

彼は、もともと人文学や英文学、宗教学を愛した学生であったそうだが、あるとき医学を志す。

沢山の勉強をし、沢山の仕事をこなし、傍目には上手く行っていたが、彼自身はいわゆるImpostor syndromeの状態を感じ取ってしまい、自身の成長を受け止めることが出来なかったという。

そして、最終的に良い医師となるために、compassion, empathy, perspective, and curiosityが必要であると感じ取った。思いやりの心、共感する心、人生観、そして好奇心。いずれも簡単なようで難しいとても大切なことである。ともすれば我々外科医は独断的になりがちであるが、外科医にこそ、これらの心を持ち続けるよう努力することが必要である。技術と心の両面が磨かれてこそ、一流の外科医となれる、と信じている。この意味でも私もまだまだ修練が必要である。

それにしてもDizon先生の文章にはMiracle(奇跡)という言葉がよく出てくる。

我々日本人には奇跡という言葉はあまり日常的ではないが、欧米人にとっては特別の言葉である。奇跡はイエスが起こしたいくつかの行為であり、キリスト教の根本を支える言葉のひとつである。

さしづめ、我々にとっては人事を尽くして天命を待つといったところかと思う。

出来うる限りを尽くして、あとは奇跡を待つ。この気持は医師であれば一度ならずともは持ったことのある感情だ。

原文へのリンク

https://connection.asco.org/blogs/what-makes-good-doctor


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