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AIについて感じたこと


先日、初めてAI(人工知能)についてのまとまった講演を聴かせて頂く機会があった。とびきり刺激的な話であった。ひとことでいうと(というかそんなに簡単な話ではないのだが)、人間にはまだまだ追いつくのは簡単ではなさそうだが、でもすごい、といったところだ(伝わると良いのですが、笑)。極めて限定的なフィールドでは圧倒的な能力を発揮するということもわかった。たとえば、将棋や囲碁といった領域での活躍は皆の知るところである。その一方で案外脆いということも。ただこの脆さについては急速に対策が進められているらしい。人間も相当脆いが、AIにも脆さがあるということでは少しほっとした。この話を聞いて、皆が思うようにこれからの人間のあり方ということに思いを馳せることになった(この手の話では付き物の話であるらしい)。私の未熟な頭で思ったことは、これからは益々総合的な知が大切になるだろうということであった。医学の話をしていて歴史の話に飛んだり、そんなことが重要になってくるのかもしれない。もうひとつ、AIには難しいだろうな、ということは複数の知覚の統合といったようなことである。時折経験するが、ある香りを嗅いだり、特定の味覚に出会ったときに急に昔の断片的な記憶が蘇ったりすることはさすがにAIにはすぐにはできないだろうな、ということだ。そして、割り切ってAIにお願いすることはするとして、我々は少し広々とした気持ちになって思索することが大切なのだろうな、と思った。


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