昨今サブスク(サブスクリプション:定額サービス)が流行っているとのこと。流行り物に弱い私はしばらく前から音楽サブスクにお世話になっている。まあこれだけの音楽が定額なのは素晴らしい。別に回し者でもなんでもないけれど、やっぱり素晴らしいと思う。
先日久しぶりの出張だったので車中いろいろプレイリストを見ていたが、1980年代の洋楽というものに出くわした。TotoのAfricaであるとか、ジョージ・マイケルとか、プリンスさま、そしてもちろんフレディ・マーキュリーもあった。その他たくさんあって、私にとっては飛車角揃い。なかでもスティービー・ワンダーとフィル・コリンズは圧巻。Easy Loverを聞いていたら、元気になってしまって、世界征服すら可能ではないかと思う始末。フィル・コリンズを聞いていると、なんだかディズニーランドに来たような錯覚にとらわれませんか?って私だけでしょうか。そのわりにSusudioの意味だってわかっていませんが。
ともかくそんなに高揚したのに、ひととおり聞き終わるとなんだか涙が出そうになった。聴覚と嗅覚は確実に記憶を蘇えさせる。そして久しぶりに感情が大きく動いたのだなと。日々の仕事のなかでは理性によって感情を抑えるべき、などと偉そうなことを思っているわけであるが、人間にとって感情に溺れるのもそれはそれで大切なことのようだ。この歳になってそんなこともわからなかったのか、と言われそうではあるが、とりあえず気がついたことはよかった。
気がつくと新幹線の降着駅を乗り越しそうになってしまった。でも心の中はI don’t care anymore(by フィル・コリンズ、今風にいえばそんなのかんけーねー、(古い))って感じになっていた。天気も良くて、とっても良い一日だった。
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